熊野大社(鳥取県)が最強?
赤い仮面の占い師ゲッターズ飯田が2023年を占いました。
「題してゲッターズ飯田のおすすめパワースポット。」ゲッターズ飯田が占った今年最もおすすめとなるパワースポットはどこと出たのでしょうか。
おすすめするポイントについてご紹介します。
ゲッターズ飯田/プロフィール
1975年生まれ、B型、日本福祉大経済学部卒業、四児の父。出身は静岡県です。お笑いタレント(吉本興業の名古屋吉本4期生です)を経て、放送作家に転身。
飯田さんがボケ担当というのにも驚きです。あまりボケるイメージがないです。某放送で出会った有名占い師の診断を受けたことがきっかけになり、占星術から始まりあらゆる占いを独学で学び、占いと得意の統計学を駆使した五星三心を確立。
SNSの世界に飛び込みYouTuberやLINEでも注目を集め、現在YouTuberチャンネルでは10万人、LINE公式アカウント登録者数170万以上と現代のインフルエンサー入り。
かたわらでは占いで作家活動を展開。2020年、2021年と五星三心の著書がベストセラー入りを果たし現在も躍進中です。
2023年は熊野大社(鳥取県)
ゲッターズ飯田おすすめパワースポットとして取り上げたのが、鳥取県の熊野大社です。さほど深く探求をしていない私としては「和歌山県の?」とひらめいてしまうのですが、ゲッターズ飯田は奈良時代の日本書記に記されている由緒ある古社、鳥取県の熊野大社を推しとしています。鳥取県の熊野神社とはどんなところなのでしょうか。
熊野大社の歴史・ご利益やお守りなど
熊野大社は出雲国風土記から出雲四大神(の熊野大社、の出雲大社、の佐多神社、の能義神社)の中の一社とされています。お祀(まつ)りされている神様のお名前は「素盞鳴尊(スサノオノミコト)」といいます。
熊野神社は平安時代に神道の神に授けられた神階が、出雲大社よりも一位上とされていました。平安時代初期までは、出雲国の一の宮としては、出雲大社以上に人々の信仰を集めていました。びっくりです、出雲大社よりも上位だったとは…。それもそのはず熊野大社の大神は出雲大社の大神の子どもとも孫ともされる神様なのです。
そして素盞鳴尊(スサノオノミコト)はこの地で初めて火を起こしたという古事から「火起こしの神様」「始まりの神」とされています。素盞鳴尊(スサノオノミコト)にもロマンスがあり、婚約者の稲田姫に櫛を贈って求婚した由来したそうです。
故事にちなんで現代では縁結びの神様として注目され、丸くかわいらしい「縁結びの御櫛」や「縁結び櫛ケータイストラップ」などが訪れた女性にはとても人気があるようです。また、出雲の国の神話には「因幡の白兎」大国の命(おおくにのみこと)が傷ついたウサギを救ったお話があります。
この地に関わりの強いウサギは安産・多産ということから方々でをお祀りしています。火を初めて起こした神、始まりの神、縁を結ぶ神で安産の神。熊野大社はこれらのご利益(ごりやく)を求め、古くから人々は詣でているのです。
しかし一つ気がかりなのは、現代では「鳥取県の熊野神社」ではなく「鳥取県の出雲大社」と注目されているのでしょうか。
熊野大社は平安のころから上位だった神階が、時代が進みにつれ次第に神階が下がっていきました。明治になると大社から中社になり、大正の時代に氏子たちの働きで大社に戻った経緯があったようです。
神階は戻らず、出雲大社が上位になったままなのです。御朱印は2種類あり通常の御朱印の他に日本で初めて平成17年に神仏和合の霊場巡礼として立ち上げられた出雲国仏霊場の特別な御朱印がありどちらも社務所で頂くことができます。
熊野大社見どころ
深緑を分け入ると門前には穏やかな流れ意宇川を拝し、「静かな山合いに鎮座するお社」熊野大社が現れます。
手水舎で清めて一礼をして随神門を境内に入ると右手には素盞鳴尊の妻を祀る稲田神社と、左には母神様の伊邪那美命(いざなみのみこと)を祀る伊邪那美神社。随神門を潜り抜けてすぐ左手に茅葺の建物があります。鑽火(さいか)殿です。
萱を厚く丁寧に葺いた屋根に四方の壁は檜の皮を竹で縁取られ、神々と獣たちが集っていそうな辺りの雑木林の中の勢いを抑え込むような静かに佇む祭殿です。
神在月(かみありつき・10月)の下旬に出雲大社では例大祭の新嘗祭(にいなめさい)が取り行われます。このお祭りには欠かせない「火起こしの儀」があり、出雲大社は火を起こす道具を熊野大社の鑽火(さいか)殿から借り受けなければならないというのです。
新嘗祭に際して熊野大社では、火を起こす道具の火鑽杵(ひきりぎね)と火鑽臼(うす)を出雲大社の総取締役である宮司に貸渡すというお祭りが10月の中旬に行われます。
ご先祖様とされる大社の蔵から子孫の使いがお道具を借りに行くという鑽火祭なのですが、その中の亀太夫神事という滑稽な一幕があるのです。“出雲大社の宮司がお道具を借りに貢物の大きな餅を持参して熊野大社にやってきます。
座敷に通された宮司は持参した大きな餅を差し出します。取次ぎ役の下位の神官(亀太夫)が持参の餅に目をやると、やれ形が小さい、形が整っていない、色が悪いなどと難癖を言ってなかなか火鑽杵(ひきりぎね)と火鑽臼(うす)差し出さないのです。” 熊野大社では鑽火祭(10/15 日曜)で、現代の本家と分家の様相のようにも見えるこんなお祭りです。
分家である出雲大社の宮司は、自分より下位の神官に言い返すこともせずにうつ向いたままじっと我慢をし、やっと許され火鑽杵(ひきりぎね)と火鑽臼(うす)を借り受けてお祭りが終わります。現代社会でもありそうなやり取り出すね。
出雲の地域で「亀太夫」と聞いたら、きっと「わからず屋」の称号と思った方がいいとか。
熊野大社の住所・駐車場・アクセス
住所・・・島根県松江市八雲町熊野2451番
交通機関・・・JR松江駅下車―一畑バス八雲車庫行(乗り換え)―コミュニティバス熊野行―熊野
大社
車・・・山陰自動車道出雲IC―県道53号線大東方面―熊野大社前下車松江から国道432号線
―国道53号線大東方面―熊野大社
*周辺に駐車場(100台収容 可)あります。
最後に、、、
2023年。3年にわたり未知のウイルスに怯え、ようやく日常を取り戻そうとする年。
ゲッターズ飯田は、「始まりの神」である出雲の国にある熊野神社を“おすすめパワースポット”と占いました。
新年早々の著名人が入籍したニュースが飛び込んできたりもしました。世間の人々が取り戻した日常を新たに歩み始めたこの時に、旅をしてみるのもいいかもしれません。
太古の時代に私たちの国を作ったとされる神々の神話にふれて、パワーを受けたり美味しいものを食べたりして楽しんでみてもいいですね。皆様のチョットしたヒントになれば嬉しいです。
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